医療現場で活躍するための資格案内

かつて地域に必ず1人はいたお産婆さんが、国家レベルでの医療資格を有し、妊婦の元も身近なところで、出産に関わるあらゆる指導やカウンセリングなども行われています。

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医療現場で活躍するための資格案内

助産師の権限

かつては取上げ婆とか、お産婆さんとか言われ、地域に必ず1人や2人はいたものですが、それが法律の改正により助産婦と呼ばれるようになり、さらに助産師と変わっていきました。
歴史が非常に古く、日本の場合は、いったいいつごろから存在していたのか、資料が手元にないので、なんともいえませんが、とにかく古の時代より、地域の人々から信頼され、尊敬の元でした。
名称が助産師と変わっても、他の医療資格とは違い、女性特有の資格であることは一緒です。
ただし、看護師や保健師と並んで国家資格の1つとなりました。
保健婦助産師看護師法という、少々長ったらしい厚生労働省に記載されている法律の下、厚生労働大臣から許可をいただくことで初めてこの職名を名乗ることができます。
他の職種と大きく違う事は、助産師として開業できるということです。
とはいえ、かつて経験だけで、何人ものお子様をとりあげてきた人にいわせれば、今更専門知識を身につけてあらたに資格習得だなんて、と想うかもしれません。
また自分の実家で子供を産むというのがずっと日本では続けられてきた習慣ですが、特に農村では、出産直後に、まだ体力が十分に回復していないにもかかわらず働きに出され、また出産してすぐに入浴して体を洗い清めることも普通に行われていたために、子供を生んだ後は、力尽きて命を落とすと言うことも珍しくありませんでした。
現在国家レベルの医療資格となってからは、正しい衛生管理と保健指導により、産後の女性の死亡率はかなり減少しました。
また医療資格という立場を置くことにより、多くの権限が助産師に提供されることとなり、かつてのような単なる近所の取上げ婆ではなく、社会的にも地位向上につながったのではないでしょうか。
それでも、アメリカと比較しても、まだまだ制限は多いように思います。
たとえば、エコー検査による胎児チェックや子宮頸ガン検診なども、助産師のみで実践できる社会がすでに確立できていますが、日本では、助産師単独で行える行為は特に法律的に明確にできていないものの、医師と協力して、あらゆる母体の状況に対応できる体制がしかれています。
安全性という観点から、助産師にどの程度の権限行使を許すのかは、物議を呼びそうですが、少なくとも出産を間近に控えた妊婦の最も身近に控えて、あらゆる異常事態にも適切に対応してくれる助産師は、今でももっとも頼りになれる存在であるに変わりはないでしょう。
助産師の役目は出産介助だけではありません。
出産計画から参加し、親になるための教育・育児指導、助言、カウンセリングをも行います。
病院やクリニック、保健所、各家庭などあらゆる施設で業務遂行にあたっています。
自分の近所ではどこで助産師を依頼できるかを一度確認しておくと良いかもしれません。

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